2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

最大3bitの誤りを訂正できるBCH(15,5)の符号化、ピーターソン法での復号の実例

原始多項式をX^4+X+1として GF(2^4)拡大体の元を列挙すると 0・・・・00001・・・・0001α・・・・0010α^2・・0100α^3・・1000α^4・・0011α^5・・0110α^6・・1100α^7・・1011α^8・・0101α^9・・1…

BCH符号をつくってみよう

GF(2^4)の原始多項式はX^4+X+1 GF(2)に原始根αを導入してGF(2^4)拡大体をつくる。 G(X)=X^4+X+1とおくとG(X)=0の根は原始根αなのでG(α)=0 α^4+α+1=0 α^4=α+1 これでBCH符号をつくってみよう。 α^4=α+1を使って最大次の次数が3次になる…

誤り訂正符号の生成多項式

まず、リードソロモン符号の生成多項式例えば(x-α)(x-α^2)(x-α^3)(x-α^4)であるが、1個前の記事で、わかるひとはわかるように符号は、生成多項式でわりきれるように、生成多項式でわったときに、そのままでは余りがでる多項式に余りを…

CRC符号(BCH符号の作り方はCRC符号と同じ)

例えばCRC4っていうのがある生成多項式がx^4+x+1となっている。これで誤りを検出する符号をつくるにはどうするかということを説明してみよう。 0+0は0、0+1は1、1+0は1、1+1は0、 0x0は0、0x1は0、1x0は0、1x1は1 引き算は…

訂正できる最大の誤りの個数と必要なシンドロームの数の関係

最大3個の誤りを訂正できるBCH符号、もしくは、最大3ブロックの誤りを訂正できるリードソロモン符号で、3個(3ブロック)の誤りがあるのではないかと疑ってまず3次式による誤り位置多項式を $ \beta_{3} x^{3} + \beta_{2} x^{2} + \beta_{1} x + 1=0 $ とする…